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ラジウム物語
註釋1〜3章ではラジウム発見の経緯と発見から核分裂までの核物理学発展の歴史を概観し、4〜6章ではラジウムから放出される各種放射線の性質、放射線の発生機構、放射線量とその単位などをわかりやすく解説し、7〜8章でラジウム療法にはどんな方法があるのか、治療成績はどうだったのか、そのラジウムは癌研病院でどのように過ごして、その一生を終わったのかを思い出話などを交えて記述し、9章ではラジウムも取り扱い方によっては、人類に悪影響を及ぼすことを記載した。最後の10章にラジウムの後継者であるコバルト60、直線加速器などの各種放射線治療装置の特徴とそれらによる治療成績について記述し、放射線治療の現状を概観した。