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虹色プリズムII
註釋1984年に作曲(Op.19)。吉松には「虹」の名のつく「虹シリーズ」が4作あり、1983年にやはり2台ピアノを中心にした編成のための《虹色プリズムI》が書かれている。「虹」という言葉には「旋法の七音=調性の復権」という意味が込められ、作曲者によれば本作は「大気中に浮遊している無数の音から 〈虹の七色〉 ならぬ 〈旋法の七音〉 を抽出してメロディの房を作っていく空想の 〈プリズム〉 をイメージしたもの。 ピアノがぽつんぽつんと音を並べ始めると, それによって虹色の音達がキラキラ光りながら集まってきて, 蒸留水のように, 或いは水晶のように溜って行く... そんな楽想を曲にした十分ほどの音の夢だ」という。長らく作曲者の手元に眠っていた手書き清書を版下に使用、30年の時経ての初出版。そのイメージ豊かな楽譜は、演奏者・ファン必見だ。