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近代史の教訓
中西輝政
其他書名
幕末・明治のリーダーと「日本のこころ」
出版
PHP研究所
, 2022-09-21
主題
History / Asia / Japan
ISBN
PKEY:56990264210123960009
URL
http://books.google.com.hk/books?id=Al2KEAAAQBAJ&hl=&source=gbs_api
EBook
SAMPLE
註釋
われわれが歴史を読むとき、一番大切な着眼点は、「
歴史を動かすもの」は、物質なのか、それとも人間の精神なのか、
という問題意識だと私は思います。そして日本の近代史とくに「
明治」を考えるとき、
これこそ最も重要な視点ではないかと思うのです。(「最終章」
より) 著者は、日本近代史において明治という時代が「輝かしい」のは、
いち早く西洋の合理主義、技術をわがものにし、日清、
日露という大戦争に勝ち抜いて列強に肩を並べたからでなく、
西洋文明の奔流にさらされる中で、本来の「日本のこころ」
のあり方をつねに見つめ、「誠」を貫くことこそ、
自らの持てる力を十分に発揮しうる道であり、
それこそが己の生きる道だと信じた人間がリーダーたちだけでなく
、庶民の間でも、
次から次へと多数現われた時代だったところにあるという。
本書にはそうした国際政治学者だからこそ見えてくる、
日本の歴史を読み直す視点が、幕末・
明治期を代表するリーダーを取り上げるなかで随所に提示されてい
る。 【PHP研究所】