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蘭医繚乱 洪庵と泰然
海堂尊
出版
PHP研究所
, 2024-10-08
主題
Fiction / General
ISBN
PKEY:56985793210139390008
URL
http://books.google.com.hk/books?id=ArUnEQAAQBAJ&hl=&source=gbs_api
EBook
SAMPLE
註釋
【電子書籍限定! 特別あとがきに加え、海堂ワールド作品相関図他、
豪華9本立て巻末付録を収録!】「チーム・バチスタ」「
ブラックペアン」の著者が挑む新境地! 幕末、東西に私塾を創った二人の蘭方医が天然痘撲滅に挑む、
著者渾身の歴史医療小説。〈STORY〉江戸時代後期、
医者に憧れを抱くひとりの青年が、
大坂なにわ橋の上で佇んでいた。青年の名は田上惟章——のちに「
緒方洪庵」と名乗る人物である。貧乏藩士の三男坊だった彼は、
大坂で師・中天游と出会い、蘭学にのめり込んでいく。同じ頃、
江戸で祝言を挙げるひとりの青年が、
医者の道へ歩み出そうとしていた。彼の名は田辺昇太郎——
のちの「佐藤泰然」である。
知り合いの商人から異国の話を聞いた昇太郎は、
蘭学がこの先の世に役立つと考え……。真面目な洪庵と、
破天荒な泰然。長崎で同じ時期に蘭学を学んだ二人は、
互いをライバル視しつつも、その歩みは蘭学を大きく発展させ、
それぞれ立ち上げた私塾は「西の適塾、東の順天堂」として、
若者にとっての憧れの学び舎となっていく。そして二人は、
世間を脅かす「天然痘」の撲滅に挑むのだった——。 【PHP研究所】