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チンドウィン川紀行
註釋一九四四年三月からインパールに侵攻した「インパール作戦」には、約十万もの兵士が投入されたが、僅か五~六カ月の間に沢山の将兵が戦病死した。しかし、その遺体の多くは行方不明で、今もまだ日本へは戻れず、未帰還のままである。敗退した日本軍の撤退後、現地に残された死者のその後については、殆ど何も知らされていなかった。そして、日本兵の多くが悲惨な状態に追い込まれたことを知って以来、“インパール作戦”と呼ばれる日本軍の過酷な戦いに関心が起こり、ビルマ西北部へ行く決意をしたのである。以前は、陸路で訪れたミャンマーであるが、今回の旅は、チンドウィン川を遡上しながら兵士たちの足跡を辿る船旅である。また、NHK-BSで番組化され、放映されたものである。