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5文字で百人一首
註釋〇内容紹介
百人一首は、学校で大会があったりマンガの題材になったり、目にする機会も多いけど、
100個もあるし、昔の言葉でどういう意味なのかわかりにくいし、覚えるのが大変......。
そんな百人一首を、現代風に、くすりと笑える「5文字」にしてみました......!
とっても楽しくわかりやすい、新たな百人一首の教養本!

元の歌→訳→意訳→五文字の四段階の訳+直感的にわかるイラストで、うたの意味を想像しつつ、
かわいいネコちゃんが、歌の内容を、話したくなる豆知識とともにゆる~く解説!

歌の詠まれた場所マップ、改めて理解する機会がなかなかない「枕詞」「序詞」「掛詞」のちがいや、昔使われていた月や時間帯を一覧にした知識コラムもあって、「序詞ってなに?」「どこで詠まれた歌なんだろう?」「有明の月ってなんだったっけ?」「歌を詠んでいる人同士の関係性は?」といった疑問も一挙解決!


*たとえば、あの有名な「ちはやふる~」の百人一首を5文字であらわすと......?
→「空前の紅葉」
※元の歌「17.ちはやぶる神代も聞かず竜田川からくれなゐに水くくるとは」→訳「神々の時代の話としても聞いたことがありません。竜田川の水が唐紅色にくくり染めされるなんて」→意訳「こんな見事な紅葉は、今まで無かった」→「空前の紅葉」

ネコちゃん解説
「ちはやぶる」は「神」にかかる枕詞。「水くくる」の意味は、「水を絞り染めにする」と、「水が紅葉の下を潜る」の二つの説がある。とにかくすごい紅葉だ。「紅葉」と言わずにそれを表現しており、聞く人の想像力を試される歌でもある。落語やマンガのタイトルになったりして、百人一首の中でも何かと有名。
作者の在原業平は、歌が上手ですごくもてた。物語の主人公のモデルにもなった。>

ほかにも......
「2.春過ぎて夏来にけらし白妙の衣干すてふ天の香具山」→「洗濯日和だ」
「12.天つ風雲の通ひ路吹きとぢよ乙女の姿しばしとどめむ」→「アンコール」
「21.今来むといひしばかりに長月の有明けの月を待ち出でつるかな」→「この嘘つき」
「33.ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ」→「桜散るの早」
「60.大江山いく野の道の遠ければまだふみも見ず天の橋立」→「不正は無い」
「78.淡路島かよふ千鳥の鳴く声にいく夜寝ざめぬ須磨の関守 」→「鳥うるさい」

『ちはやと覚える百人一首』著者あんの秀子氏解説