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日本語教育のかなたに
註釋わたし(著者)をふくめ、多くの日本人は日本語を母語としているという。あるいは、われわれは日本語を「母語」として「もつ」という。ある言語をあたかも自分の領有物であるかのように考えること、しかもそれが自然にあたえられたものであるかのように扱うこと、そこに問題がないか。そして、日本語教育は日本語を母語としないひとびとに日本語を教えることだというのが一般的な理解である。ここでの「母語」という考え方には大きな問題がはらまれているように思う。このことがこの「対話集」のなかで自問してみたかった第一のことである。