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生死の門
註釋人情ものは食傷気味......そんなあなたに、硬派な昭和の剣豪小説を。

剣豪十傑をシバレンが斬る!

塚原卜伝
北畠具教
小野次郎右衛門
柳生五郎右衛門
丸橋忠弥
堀部安兵衛
平山行蔵
平手造酒
伊庭八郎
上田馬之助

室町、江戸、幕末から明治に至る各時代の剣豪を描いた短編集。

信頼できるのは、剣のみだ。
仮借ない非情さで一瞬にして相手の命を奪い、孤独の剣を貫いた塚原卜伝。
毒を盛られ衰弱してもなお、幾人もの首を一閃で刎ね、誇り高き最期を遂げた北畠具教。
その腕前がいささか妖怪じみている、と徳川家康に言わしめた、小野次郎右衛門。
――自らの心身を生死の境に置き、剣の奥義を究めようともがいた、10人の男たち。
その凄絶な生きざまを活写した剣豪短編集。