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天皇の国史
竹田恒泰
出版
PHP研究所
, 2020-08-11
主題
History / Asia / Japan
ISBN
PKEY:56984360210107570004
URL
http://books.google.com.hk/books?id=Evz3DwAAQBAJ&hl=&source=gbs_api
EBook
SAMPLE
註釋
日本の歴史を紐解いていくと、
歴史を貫く一本の線があることに気付く。それが「天皇」である。
天皇は日本人の歴史そのもの、といってよい。しかし、
これまで通史といえば、
目まぐるしく交代する権力者を中心とした政治史が一般的だった。
本書はそれとは異なり、
二千年来変わることがなかった天皇を軸として、
国史を取り纏めたものである。故に主題を『天皇の国史』
としている。また、通史で陥りがちなのは、
客観的かつ冷静的になり過ぎることである。これまで「日本史」
は、「外国人が学ぶ日本の歴史」というような扱いで、
感情を排して淡々と綴られているものだった。だが、
日本人が学ぶべき日本の歴史は、本来はそうではないはずである。
我が国は現存する世界最古の国家であり、
その歴史を紐解くことは興奮の連続となる。そこで本書では、
その興奮を文章に積極的に著し、
日本人の日本人による日本人のための歴史を描いている。
さらに今回、国史の全ての時代について、考古学や史学、人類学、
分子生物学など、学界の最新の議論を把握することに努め、
それをふんだんに織り込んでいる。平成18年に『
語られなかった皇族たちの真実』(小学館)を上梓してから、
単著21冊、共著10冊を世に送り出してきた著者が、「
これまでの研究活動と執筆活動の集大成となった」と自ら語る、
渾身の1冊。 【PHP研究所】