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大人の落語評論
註釋「能書きたれたけりゃ、落語評論家になりやがれ!」といったのは早世した古今亭右朝。三十年以上も昔である。落語は一期一会の高座を楽しむもの。感想を語るのは野暮だという考え方もある。いまではブログやSNSに落語家や客が感想を記して知らぬ者同士が語り合うこともできる。誰もが落語評論を書くことができるこのような書き込みには瞠目すべき落語論まである。落語評論も文藝評論と同じく書き手の「表現」と考えてもいい。高座評にとどまらず落語を題材にして芸能論となりうる「大人」の落語評論があってもいい。その実践が本書である。