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まずは抱いてください〜女を知らない国の英雄は政略結婚の妻を溺愛する〜(4)
註釋ローゼン侯爵家の令嬢アデリナは、国の英雄ヴァルター・フォン・ヴランゲル侯爵のもとへ嫁いだ。
ヴァルターは、国王がもっとも信頼する忠臣であり、五年にわたる隣国との戦争で数々の功績を残し、自国に勝利をもたらした氷の将と呼ばれる軍人だ。
戦場から戻ったヴァルターは既に27歳となっており、花嫁探しの夜会が開かれたのだ。
もちろんアデリナも参加するが、弾まないヴァルターとの会話に、早々に花嫁狙いの令嬢たちの争いから離脱したはずだった、のだが——。
「……なぜ、私をお選びになられたのでしょう」
「あなたが一番静かだったからだ」
なぜかヴァルターに選ばれたアデリナ。
この結婚は前途多難かもと思いながらも、いよいよ初夜を迎えたのに、ヴァルターは一向に寝室へ現れる気配がない。
馬鹿にされたと腹を立てたアデリナは、何が何でも初夜に抱いてもらおうと夫のもとへと突撃した。
アデリナは妻の寝室にやってこない理由を問い詰めると——。

「私は、女性を抱いたことがない」

女性を知らないというヴァルターは、処女のアデリナに閨のやり方を教えてくれと頼み……!?
未知の世界に足を踏み入れた旦那様は、これでもかと妻を溺愛する。

『まずは抱いてください〜女を知らない国の英雄は政略結婚の妻を溺愛する〜(4)』には「好きです、旦那様」(後半)〜「私の妻は勤勉だ」までを収録