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蝶よ花よ紫苑の君よ
註釋貧しくて娯楽のない人たちに、
歌や舞の素晴らしさを伝えたい――
師匠との約束を胸に、還俗して
ひとり旅をしていた久善。
ところがその道中、行きずりの女性に
いきなり赤子を託されてしまう!!
まだ自分自身も元服していない身で
いきなり赤子の世話などできるはずもなく、
通りがかりの老夫婦に助けを求めることに。
赤子に奏助と名付け、落ち着くまで
里に身を寄せさせてもらうことはや幾年――
すっかり美しく成長した奏助は、
久善に倣ってどんどん歌や舞を習得していく。
大きくなったら一緒に旅をしたいと聞かず、
育ての親だという以上に、久善のことを
心から慕ってくれているのが伝わってくる。
情がうつってしまう前に、
手放そうとするけれど...!?