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小さなサンタクロース (ハーレクイン・イマージュ)
註釋“赤ちゃん嫌い”のアリス——心の奥にしまい込まれた涙と愛。

アリスは元夫に階段から突き落とされ、お腹の子を失った過去があった。そんな彼女は今、伯爵家の末裔で理解のある城主のもと古城に暮らし、自分と同じく傷つけられた女性たちの手助けをしていた。だが城主が急逝し、新城主リーアムの登場に、アリスは不安を抱く。前伯爵の婚外子であり大富豪でもある彼にとって、行き場のない女性たちを追い出すことなど造作もないことかもしれない。案の定、彼は城を大々的に造り変えると言いだした。一触即発というそのとき、二人はクリスマスツリーの下に置き去りの赤ん坊と、驚くべき書き置きを見つけた!〈この子の名はジェイミー。アリスとリーアムに託します〉

■小さな命の喪失と悲しみを身をもって知り、赤ちゃんを避けるように生きてきたアリス。けれども、突如現れた捨て子の面倒を見たいという気持ちが不思議と湧いてくるのでした。そして、リーアムもまた、思うところがあり、一緒に子育てをしたいと申し出て……。