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恋愛烈伝 [下] ― 齋藤なずな作品集 (4)
註釋巨きな樹でありたい……、自己を貫き通した芸術家・武者小路実篤と二人の妻。出口はどこに……、明治という時代に圧殺された樋口一葉、聖女か、夜叉か……。傷つきやすい魂に真実であろうとした無頼派・太宰治の絶望の果て……。日本の夜明けを駆け抜けた明治の文豪・島崎藤村の心の暗部に棲む魔獣……。ひたすらに己の自我を生きた童謡詩人・北原白秋の目に映った色、色、色。日本美術界に大いなる遺産をのこした岡倉天心がみた悠久の夢……。情愛と、文芸への愛ゆえに苦悩し、輝き続ける日本近代作家伝、完結。

▼掲載話

・葛の花 ―武者小路実篤と房子―
・門 ―樋口一葉をめぐる男たち―
・傷にしてナイフ ―太宰治をめぐる女たち―
・心猿 ―島崎藤村と駒子―
・子象と雀 ―北原白秋と江口章子―
・千年の夢 ―岡倉天心と九鬼波津子―

※これらの物語は、各作家の作品と評伝にもとづくフィクションです。