『銀河英雄伝説』を愛してやまぬ作家たちが、
正伝・外伝で語られなかったエピソードを紡ぎ出す
全編書き下ろし
公式トリビュート・アンソロジー
遠未来の宇宙。始祖ゴールデンバウムによる王朝樹立以降、専制君主と門閥貴族が支配する銀河帝国と、その独裁に抵抗する人々が作り上げた民主主義国家・自由惑星同盟(フリー・プラネッツ)、帝国領でありながら陰で権力を操ろうと画策するフェザーン自治領(ラント)──三つの勢力によって構成された銀河の盤面で繰り広げられる英雄たちの闘争と栄光を描いた宇宙叙事詩は、刊行から現在に至るまで日本SFの金字塔として永らく読者を魅了し続けている。『銀河英雄伝説』を愛してやまぬ作家たちが捧げる6編を収録する公式トリビュート集。
【収録作】
序文=田中芳樹
「竜神滝(ドラツハ・ヴアツサーフエル)の皇帝陛下」小川一水
「士官学校生の恋」石持浅海
「ティエリー・ボナール最後の戦い」小前亮
「レナーテは語る」太田忠司
「星たちの舞台」高島雄哉
「晴れあがる銀河」藤井太洋
著者のことば