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シンデレラウミウシの彼女
如月かずさ
出版
講談社
, 2013-11-27
ISBN
4062694794
9784062694797
URL
http://books.google.com.hk/books?id=N-cHngEACAAJ&hl=&source=gbs_api
註釋
ガクとマキは兄弟のように育った幼なじみで中学の同級生。部活も一緒のバスケ部という仲良しコンビ。だが、二学期初日、教室にマキの姿はなく、心配したガクが放課後にマキの家に様子を見に行ってみると、なんとマキが女子になっていた!
兄弟みたいだ、と昔からよくいわれた。
おれが兄でマキが弟。年は同じだし、顔が似ているというわけでもないけど、身長差や言葉づかいでそういうふうに見えるらしい。
実際、マキとは幼稚園からのつきあいで、家が近いから年中おたがいの家にあそびにいったりしていた。学校に通うようになってからは、なぜか今年まで八年連続いっしょのクラスで、そのうえ中学では部活まで同じバスケ部。下手をすれば普通の兄弟よりも、いっしょにすごしてきた時間は長いかもしれない。
兄弟あつかいされるのをマキは気にいっているみたいで、たまにふざけておれを兄呼ばわりしてくる。おれのほうも、同い年にしては子どもっぽくてマイペースなマキのことを、世話の焼ける弟のように思っていた。
ずっと、そう思っていたはずだった。 ──本文より
ガクとマキは兄弟のように育った幼なじみで中学の同級生。
部活も一緒のバスケ部という仲良しコンビ。
だが、二学期初日、教室にマキの姿はなく、心配したガクが放課後にマキの家に様子を見に行ってみると、なんとマキが女子になっていた!しかもガクとマキ以外誰もマキが男だったことを覚えていない。
マキがとつぜん女子になってしまった理由は、実はご近所の祠の恋の神さまのある思惑が関わっていて......?