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ガラスの海を渡る舟
寺地はるな
出版
PHP研究所
, 2021-09-09
主題
Fiction / General
ISBN
PKEY:56985012210116380000
URL
http://books.google.com.hk/books?id=NJZCEAAAQBAJ&hl=&source=gbs_api
EBook
SAMPLE
註釋
大阪の心斎橋からほど近いエリアにある「空堀商店街」。
そこには、兄妹二人が営むガラス工房があった。
兄の道は幼い頃から落ち着きがなく、
コミュニケーションが苦手で、「みんな」に協調したり、
他人の気持ちに共感したりすることができない。妹の羽衣子は、
道とは対照的に、
コミュニケーションが得意で何事もそつなくこなせるが、
突出した「何か」がなく、自分の個性を見つけられずにいる。
正反対の性格である二人は互いに苦手意識を抱いていて、
祖父の遺言で共に工房を引き継ぐことになってからも、
衝突が絶えなかった。そんなガラス工房に、
ある客からの変わった依頼が舞い込む。それは、「
ガラスの骨壺が欲しい」というもので——。『水を縫う』『
大人は泣かないと思っていた』の寺地はるなが放つ、
新たな感動作! 相容れない兄妹ふたりが過ごした、
愛おしい10年間を描く傑作長編。 【PHP研究所】