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魔王の娘だと疑われてタイヘンです! Lv.2 今度は聖王の娘だと疑われました!
註釋ええっ!? わたしが『聖王の御子』!?

「これは……!?」
エリナの家へ向かっていたカナーンは、立ち止まり地面を見つめた。まだ新しい馬の蹄の跡や、馬車の轍がそこにあったからだ。
「まさか、エリナを狙った何者か!? でも『名もなき勇者』がその辺の盗賊に負けるとは思えないし……
気配を殺しそっと屋敷へと近づくカナーン。すると大きな悲鳴が――。
「エリナっ……!!」
「か、カナちゃん! 助けて……!」
そこに居たのは賊――などではなく、艶やかなプラチナピンクの髪を二つに束ねた愛くるしい少女で!? この娘はいったい誰!? 魔王どころか、今度はなぜか聖王の御子と間違われ――熱い友情パワーの第2弾!! ※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください