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ちょっとまった!青島だァ
青島幸男
出版岩波書店, 2006-12-07
ISBN40002809459784000280945
URLhttp://books.google.com.hk/books?id=PohDPQAACAAJ&hl=&source=gbs_api
註釋"「この世で一番、無責任と言われた男」と宣言した放送作家時代、ときの佐藤栄作首相に「あんたは財界の男メカケだ」という言葉を投げつけたとき、青島氏は「見ろよ、青い空、白い雲」と言おうとしていたに違いない。権力や権威の意を体して首をすくめて生きている連中に、がんじがらめになっている社会の制度や約束事に甘んじていないで、一步外に出てみろ, そうすれば、そこには青い空がある、自由に深く呼吸しよう、そこからしか本当の意味の民主主義も始まらない、と伝えたかったのだ。人生は「そのうちなんとか、なるだろう」なのだ、どんなことがあっても、「わかっちゃいるけど、やめられない」のだ、「気楽な稼業ときたもんだ」という無責任ブームに残したメッセージは、ハミ出よう、そして楽に呼吸しよう、生きている感じをたしかめよう、という呼びかけだったのだろう。つまり逆說だ。青島幸男のどこにそんな発想をさせる細胞があるのか、それを解き明かす鍵が、本書にはふんだんに盛りこまれている。"--P. vii.