登入
選單
返回
Google圖書搜尋
天を掃け
黒川裕子
出版
講談社
, 2019-07-18
主題
Juvenile Fiction / General
URL
http://books.google.com.hk/books?id=Pp-hDwAAQBAJ&hl=&source=gbs_api
註釋
たしかに。すばるは宇宙人だ。ほかのだれとも違う。
何かを秘めている。この山には駿馬の知らなかった景色がある。
すばるが見上げていたこの空で、何かが駿馬を待っている――。
耳元で、ばちっと音が聞こえたような気がした。(本文より)/
短距離走者(スプリンター)として期待されながらも、
走れなくなった駿馬は、
たったひとりで小惑星探索にいどむ昴と出会う。
中学二年生の夏の物語。「小惑星を発見して、名前をつけるのが、
おまえのやりたいこと?」 無言でうなずいたすばるに、駿馬は息を呑む。「……
わかんないけど、その夢、ハードル高すぎね? むずかしいんじゃないの」「ハードルの高さは関係ない。
あんたはむずかしかったから諦めるのか? ……夢」 ビー玉みたいな目が駿馬を射貫く。浮かべた笑みは、挑発、いや、
嘲笑だ。 駿馬はぽかんと口を開けた。 ジャブなしの右ストレート、
またはロープに振らない三角飛びドロップキック。 ――強烈。