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殿とつばめ 七十二候拾遺譚 【分冊版】 4話
註釋瑞獣の末裔である坊ちゃんのお世話をするため、執事として戻ってきた乙鳥(つばくら)。
5年前とくらべ、落ちぶれてしまった様子のこの家にいったい何が起こったのか……

困った人がいると放っておけない坊ちゃんは、すぐに自分の身を削って与えてしまう。
よりによって、大切な角の一部を遊廓に届けてしまったらしい。
坊ちゃんの大切なものを取り戻すため、乙鳥は遊廓に足を踏み入れるが……。