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捨てられた地味王女は白狼殿下に溺愛される10
註釋「キャロライン王女 貴女は私の運命の番(つがい)です――…」 王族は金髪・銀髪・碧眼など誰しも容姿端麗で華やかに生まれてくるアカシア王国。そんな見目麗しい国で栗色の髪・墨色の瞳を持って生まれた第三王女・キャロラインは、家族から”地味王女”だと忌み嫌われ離宮に追いやられて生きてきた。妹からはストレスのはけ口にされ、家族からは仕事を押し付けられる毎日――。そんなある日、父親からの呼び出しを受け、急いで謁見の間に向かうと、そこには獣人が住まうトスカーナ王国の王太子・リーンハルトの姿が。さらに、雪のような白銀色の耳と尻尾を持つ彼から、”運命の番(つがい)”だと突然求婚されてしまい……? 家族から愛されずに見離されたひとりぼっちの王女が隣国の獣人王太子に甘く蕩けるように溺愛される、ファンタジックシンデレラストーリー開幕!