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冥府の花嫁
註釋「俺の妃になれ」――異能の娘を待ち受ける運命は...!?
閻魔王を頂点に、地獄の判官である十王たちが支配する冥途十州。
角や霊力を持たず、脆弱ゆえに差別されるツノナシながら、壊れたものを元に戻す不思議な力――廻帰の力を持つ翠は、ひょんなことから冥官の天鴦に出会う。
消息不明の弟・瑞月を捜すべく、天鴦にもらった『閻魔庁入庁許可証』を手に冥都へ向かうと、それはなんと閻魔王の花嫁候補に渡される特別な札だと判明!
実は天鴦は閻魔王であり、翠は閻魔王の花嫁候補という名目で王宮の下女として働くことに。
そんな中、廻帰の力のせいで冥府を巡る陰謀に巻き込まれた翠は、訳あって別人になりすまし、悪事に手を染めていた瑞月に救われる。
しかし、そのせいで瑞月は命を落としてしまう。
悲しみに暮れる翠に、天鴦は「俺の妃になれ」と言ってくるが...?