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原三溪の美術
註釋原三溪は横浜において生糸貿易や製糸業などで財をなした実業家である。同時に独自の目利きで美術品を蒐集した「コレクター」であり、慣例にとらわれない自由な茶事を催した「茶人」であり、古建築を移築して三溪園を作庭、また自ら書画・漢詩をよくした「アーティスト」であり、有望な美術家を支援した「パトロン」でもあった。4つの側面から明治・大正・昭和を生きた文化人・原三溪の全貌を描き出す。