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鉄道旅とジオラマ・ミニ鉄道
註釋

幼少時代に蒸気機関車に惹かれ、中学時代に32mm0ゲージの模型を作り、大学時代に鉄道同好会で乗り鉄、撮り鉄を経験。その後、海外生活の中で各国の鉄道を巡り、鉄道専門家や模型メーカーなどとも交流を重ねてきた著者が、日本の鉄道のすごさと、そして他国の鉄道から垣間見えたそれぞれのお国柄を語ります。リアル鉄道とジオラマ模型の世界を行き来してわかる、鉄道の面白味。(著者からのメッセージ/はじめにより)各国を巡るとわかるのだが、どこの国の鉄道ファンやマニアも「おらが国の鉄道が一番」という誇りと、鉄道愛とも言える情熱を持っている。そして言うまでもなく日本の鉄道ファンやマニアの思いも熱く、その層は広くて深い。特に子どもの頃に鉄道に何らかの興味を持ち、成人してからも鉄道への関心を持ち続けている人には、鉄道そのもののみならず、工学や自然、社会、文化への洞察が深い人が多いように思う。それはなぜかと考えた時、鉄道そのものに私たちを惹きつけてやまない魅力があると同時に、最も多感であり、論理的な思考回路が働き始める18歳前後に好きなことを追いかけ興味や関心を深めるという貴重な体験を得ているからではないかと感じている。国や地域の動脈としての鉄道の役割、それを取り巻く歴史的、社会的、自然的な環境も理解することで、速く、遠くへ、そして大量に人を運ぶ鉄道の面白さがわかるようになる。鉄道への興味を同じくする人々の、新たな発見につながればと願っている。