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ウクライナ戦争即時停戦論
註釋2022年2月24日にロシア軍がウクライナに侵攻したことによって始まったウクライナ戦争。早期に決着すると思われていたこの戦争は、もはや1年半以上も続いている。その影響は戦争当時国であるロシアとウクライナだけではなく、ヨーロッパ全域やアメリカ、日本なども巻き込み、泥沼化している。

こうした状況を深く憂慮した著者は、戦争勃発直後の2022年3月に早くも停戦を呼び掛ける声明を出した。その声をかき消すように戦争は新たなステージに入り、経済制裁などを受けたロシアは孤立し、さまざまな国から支援を受けているウクライナはロシアに勝利することを至上命題とし、今もなお戦火が止む気配はない。

本書では著者が訴える停戦論を展開しながら、ロシアとウクライナ両国の歴史を振り返り、今回の戦争の諸源などについても述べる。また朝鮮戦争に関する研究にも取り組んできた著者の経験から、第二次大戦後において唯一休戦協定が交わされた朝鮮戦争こそ、今回のウクライナ戦争での停戦交渉のよい事例になるのではないかとし、朝鮮戦争の停戦協定の内容やその過程についても触れる。ウクライナ戦争を再考するのに最適な1冊。


(目次)
はじめに
第1章戦争が起れば「即時停戦」を求めるのは当然だ!
第2章プーチンは世界征服をたくらんではいない
第3章ロシアとウクライナは一つの国だった
第4章即時停戦と三国仲裁を求める声明
第5章米国主導の戦争―?「新しい戦争」が始まった
第6章改めて即時停戦、中印による仲裁を求める!
第7章戦争の渦中で起きたテロルという衝撃
第8章停戦実現に向けた提言――朝鮮戦争での事例から考える
第9章准世界戦争化の時代に突入した
第10章 Ceasefire Now! ――世界中で広がる「今こそ停戦を!」の声