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註釋一九九八年一月十六日に関東甲信地方を襲った大雪は、都心部で二十センチあまり、甲府では観測史上最高の四十四センチを記録する積雪となった。一都七県で交通事故が千四百件、転倒などで一人が死亡し負傷者二百人、中央線をはじめとしたJR各路線も三千本以上が運休し、マヒ状態に陥った。また中央自動車道ではクルマ八百台が雪に閉じ込められ夜を明かすといった状況となっていた。それから一夜あけた十七日。晴天には恵まれたが、交通遮断など大雪の影響は随所に残されていた。―ミステリ作家と編集者たちは、その日、雪深い八ヶ岳山麓へと向かった。