人を信じられる人が、いちばん強いのです。20年、9カ国の海外赴任。先進国も途上国も、新ビジネスも工場閉鎖も、現場も社長も経験した著者が七転八倒のストーリーで語る、多様な世界=これからの時代を生き抜くための「心の使い方」。「もう日本に帰ってくれ」。初の海外赴任で現地のビジネスパートナーから言われた一言が、自分の目を開かせてくれた――。ソニーの社員として20年、9カ国を渡り歩き、徹底して「人」を見つめ、異なる環境で、異なるバックグラウンドの人たちと共に成果をあげてきた著者。インドでは映画に熱中して新商品、ルーマニアでは料理を起点に人脈づくり、ベトナムでは伝統文化を活かした広告で売上激増、リストラさえも社員皆が笑顔でやり遂げ、韓国では社員の意欲に火をつけ記録的業績……愚直に「人」に向き合えば、結果は後からついてきた。圧倒的に豊富な経験から得られた学びの数々を、ストーリーでわかりやすく語る。海外赴任・海外経営の関係者はもちろん、ますます多様化・グローバル化する世界を生きるビジネスマンの「確かな指針」となる一冊。