目次

序文.. 5

第1章 はじめに.. 18

パート I - 心理療法の心理学的基礎.. 30

第2章 心理学の目的.. 30

第3章 心と脳.. 46

第4章 心理学と医学.. 71

第5章 暗示と催眠術.. 98

第6章 潜在意識.. 135

第2部 心理療法の実践.. 166

第7章 心理療法の分野.. 166

第8章 心理療法の一般的な方法.. 189

第9章 心理療法の特別な方法.. 214

第10章 精神症状.. 238

第11章 身体症状.. 299

パート III - 心理療法の位置づけ.. 319

第12章 心理療法と教会.. 319

第13章 心理療法と医師.. 343

第14章 心理療法とコミュニティ.. 364

索引... 391

著者について.. 403

PREFACE.. 409

CHAPTER 1: INTRODUCTION.. 422

PART I - THE PSYCHOLOGICAL BASIS OF PSYCHOTHERAPY.. 435

CHAPTER II: THE AIM OF PSYCHOLOGY.. 435

Chapter III: MIND AND BRAIN.. 453

Chapter IV: PSYCHOLOGY AND MEDICINE.. 481

Chapter V: SUGGESTION AND HYPNOTISM... 512

Chapter VI: THE SUBCONSCIOUS. 553

PART II - THE PRACTICAL WORK OF PSYCHOTHERAPY.. 587

Chapter VII: THE FIELD OF PSYCHOTHERAPY.. 587

Chapter VIII: THE GENERAL METHODS OF PSYCHOTHERAPY.. 613

Chapter IX: THE SPECIAL METHODS OF PSYCHOTHERAPY.. 642

Chapter X: THE MENTAL SYMPTOMS. 670

Chapter XI: THE BODILY SYMPTOMS. 737

PART III - THE PLACE OF PSYCHOTHERAPY.. 759

Chapter XII: PSYCHOTHERAPY AND THE CHURCH.. 759

Chapter XIII: PSYCHOTHERAPY AND THE PHYSICIAN.. 787

Chapter XIV: PSYCHOTHERAPY AND THE COMMUNITY.. 811

INDEX.. 841

ABOUT THE AUTHOR.. 853

序文

現代心理療法入門

現代心理療法は、さまざまな治療技術やアプローチを通じて、精神的健康と幸福を改善することに重点を置いた、進化を続ける分野です。心理療法は、幅広い精神障害、感情的困難、対人関係の問題に対処します。過去 1 世紀にわたり、心理療法は精神分析学を起源とする分野から、認知行動療法 (CBT)、精神力動療法、人間性アプローチなど、証拠に基づく幅広い治療法へと進化してきました。現代心理療法は神経科学と心理学の進歩も取り入れており、精神的健康に特化したダイナミックで包括的な分野となっています。

精神分析の基礎

現代の心理療法の起源は、精神分析の創始者であるジークムント・フロイトの業績とともに、19 世紀後半にまで遡ります。フロイトは、無意識の概念と、幼少期の未解決の葛藤が成人期に心理的症状として現れる可能性があるという考えを提唱しました。精神分析には、自由連想法、夢分析、防衛機制の探究などの手法が関係していました。精神分析はもはや主要な治療法ではありませんが、無意識のプロセスと行動形成における幼少期の経験に焦点を当てた精神力学的アプローチには、その影響が残っています。

認知行動アプローチへの移行

20 世紀半ばには、精神分析から認知行動療法への大きな転換が見られました。アーロン・ベックによる認知行動療法 (CBT) の開発は、心理療法の分野に革命をもたらしました。CBT は、感情的苦痛の一因となる不適応な思考パターンと行動を特定し、変えることに重点を置いています。

何年もかかることがある精神分析とは異なり、CBT は通常短期間で高度に構造化されており、不安、うつ病、恐怖症などさまざまな症状に対する最も広く使用され研究されている治療法の 1 つとなっています。