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即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。2
註釋修学旅行中の高校生が1クラス全員、突然異世界に召喚されてしまう。彼らを召喚した《賢者》は、彼らに《ギフト》という能力を与えて冒険を強制し、新たな賢者を生み出そうとしていたが、高遠夜霧と壇ノ浦知千佳は、ギフトを受け取れない《無能力者》として捨て置かれた--
だが、実は夜霧は、元々《即死能力》を持っていて、元の世界では、日本はおろか世界中から監視されていたのだった。
力が正義のファンタジー世界では、力に溺れ、驕ったクラスメイトや、賢者の眷属、はては賢者そのものまでが、夜霧と知千佳を無能力者と侮り、理不尽な要求を突き付け、あるいは命を奪おうとする。そして夜霧は、そのことごとくを、即死能力で葬っていく。
「元の世界に帰る。最悪は俺たち二人だけでもね」
知千佳にはそう言ったが、夜霧は 『最悪と言うなら、彼女だけでも帰せれば』と思っていた……。

これは、無能とされた少年と少女が、あらゆる敵を即死させながら、元の世界に帰るための旅をするお話----