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古武術からの発想
甲野善紀
出版
PHP研究所
, 2002-02-03
主題
Philosophy / Essays
ISBN
PKEY:56957903210043710000
URL
http://books.google.com.hk/books?id=rdvNDAAAQBAJ&hl=&source=gbs_api
EBook
SAMPLE
註釋
目まぐるしく動いていく現代社会。何が良くて、
何が悪いのかが見えにくい時代である。
その混沌とした状況の中で私たちは生きていく重心をどこに置き、
どう対応していけばいいのか、誰しもが悩み、
考えるのではないか? 現代人の常識を覆すその独特の身体論が、スポーツ界をはじめ、
各方面から注目をされている著者も、同様に考え抜いている。
しかし、身体を通して見るその視点は、
私たちが見過ごしやすい世の中の事象を鋭くとらえる。また、
歴史の中で忘れられた古伝の術理から、
常に新たな発想を見出すのである。本書は、前作『武術の新・
人間学』から時を経てさらに進展した「『小よく大を制す』
武術の復活」「相手の予測を外す無住心剣術」
のような技の新たな展開はもちろん、
古武術を通して見える日本の教育や科学への疑問までを、
架空の人物との対話形式で著者が語り尽くすものである。
人間の身体と思考が秘める未だ見ぬ可能性を示唆する一冊である。 【PHP研究所】