本書は文部省著作教科書「民主主義」上下巻（昭和二十三年、昭和二十四年発行）を底本として電子書籍化のための編集を加えたものです。

・目次

はしがき

第一章　民主主義の本質

　一　民主主義の根本精神

　二　下から上への権威

　三　民主主義の国民生活

　四　自由と平等

　五　民主主義の幅の広さ

第二章　民主主義の発達

　一　古代の民主主義

　二　イギリスにおける民主主義の発達

　三　アメリカにおける民主主義の発達

　四　フランスにおける民主主義の発達

第三章　民主主義の諸制度

　一　民主主義と反対の制度

　二　民主主義のおもな型

　三　イギリスの制度

　四　アメリカの制度

　五　スイスの制度

第四章　選挙権

　一　国民の代表者の選挙

　二　選挙の方法

　三　選挙権の拡張

　四　婦人参政権

　五　選挙の権利と選挙の義務

第五章　多数決

　一　民主主義と多数決

　二　多数決原理に対する疑問

　三　民主政治の落し穴

　四　多数決と言論の自由

　五　多数決による政治の進歩

第六章　目ざめた有権者

　一　民主主義と世論

　二　宣伝とはどんなものか

　三　宣伝によって国民をあざむく方法

　四　宣伝機関

　五　報道に対する科学的考察

第七章　政治と国民

　一　人任せの政治と自分たちの政治

　二　地方自治

　三　国の政治

　四　政党

　五　政党政治の弊害

第八章　社会生活における民主主義

　一　社会生活の民主化

　二　個人の尊重

　三　個人主義

　四　権利と責任

　五　社会道徳

第九章　経済生活における民主主義

　一　自由競争の利益

　二　独占の弊害

　三　資本主義と社会主義

　四　統制の必要とその民主化

　五　協同組合の発達

　六　消費者の保護

第十章　民主主義と労働組合

　一　労働組合の目的

　二　労働組合の任務

　三　産業平和の実現

　四　団体交渉

　五　日本の労働組合

　六　労働組合の政治活動

第十一章　民主主義と独裁主義

　一　民主主義の三つの側面

　二　民主主義に対する非難

　三　民主主義の答

　四　共産主義の立場

　五　プロレタリアの独裁

　六　共産主義と民主主義

第十二章　日本における民主主義の歴史

　一　明治初年の自由民権運動

　二　明治憲法の制定

　三　明治憲法の内容

　四　日本における政党政治

　五　政党政治の末路

第十三章　新憲法に現われた民主主義

　一　日本国憲法の成立

　二　国民の主権

　三　国会中心主義

　四　違憲立法の審査

　五　国民の基本的権利

第十四章　民主主義の学び方

　一　民主主義を学ぶ方法

　二　学校教育の刷新

　三　教育の機会均等と新教育の方針

　四　「民主主義の教育」の実践

　五　校友会

　六　校外活動

第十五章　日本婦人の新しい権利と責任

　一　婦人参政権運動

　二　婦人と政治

　三　これからの女子教育

　四　婦人と家庭生活

　五　婦人と労働

第十六章　国際生活における民主主義

　一　民主主義と世界平和

　二　国際民主主義と国際連合

　三　世界国家の問題

　四　ユネスコ

　五　日本の前途

第十七章　民主主義のもたらすもの

　一　民主主義は何をもたらすか

　二　民主主義の原動力

　三　民主主義のなしうること

　四　協同の力

　五　討論と実行

注記

奥付