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蕎麦湯が来ない
せきしろ
又吉直樹
出版
株式会社マガジンハウス
, 2020-03-12
主題
Biography & Autobiography / General
URL
http://books.google.com.hk/books?id=u4DVDwAAQBAJ&hl=&source=gbs_api
註釋
美しく、儚く、切なく、哀しく、馬鹿馬鹿しく、愛おしい。
鬼才と奇才。文学界の異才コンビが詠む、
センチメンタル過剰で自意識異常な自由律俳句集。
『カキフライが無いなら来なかった』『まさかジープで来るとは』
に続くシリーズ第三弾。四〇四句の自由律俳句と五〇
篇の散文を収録。
琴線に触れまくる言葉たち。
しみじみってもんじゃない。
これは自由派の記録の最終章である。
誰もいない時計店で動いている針
写真にうつらない月を仰ぐ
もう引き返せないということもない
ブランコに濡らされた手を拭く
用途の無い棚を眺めている
そうだふりかけがある
*自由律俳句とは、
五七五の形式を破り自由な韻律で詠む俳句のこと。