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註釋ハーンは1890年(明治23年)4月4日、ニューヨークからバンクーバー経由で憧れの横浜港に着いた。そして8月30日には島根県松江の尋常中学校と師範学校の英語教師になった。翌年1月には松江の士族の娘・小泉セツと結婚、同年11月、熊本市の第五高等学校に赴任するため松江をあとにした。この短いがきわめて充実した時期の、みずみずしい日本印象記がこの作品だ。単なる旅行記ではなく、激動のなかに推移する日本の、日本人の、日本社会の根柢に流れる「心」を見事にすくいあげたドキュメントであり、ハーンの資質のすべてを知ることができる代表作。