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きのうの春で、君を待つ
八目迷
くっか
出版
株式会社小学館
, 2020-04-22
主題
Young Adult Fiction / Light Novel (Ranobe)
URL
http://books.google.com.hk/books?id=wOfcDwAAQBAJ&hl=&source=gbs_api
註釋
幼馴染だった二人、すれ違う時間と感情。
17歳の春休み。
東京での暮らしに嫌気が差した船見カナエは、
かつて住んでいた離島・袖島に家出する。
そこで幼馴染である保科あかりと2年ぶりの再会を果たした。
その日の夕方、カナエは不可思議な現象に巻き込まれる。
午後6時を告げるチャイム『グリーンスリーブス』
が島内に鳴り渡るなか、突然、カナエの意識は4日後に飛んだ。
混乱の最中、カナエは憧れの存在だったあかりの兄、
保科彰人が亡くなったことを知らされる。
空白の4日間に何が起きたのか。困惑するカナエを導いたのは、
あかりだった。
「カナエくんはこれから1日ずつ時間を遡って、
空白の4日間を埋めていくの。この現象を『ロールバック』
って呼んでる」
「……あかりはどうしてそれを知っているんだ」
「全部、過去のカナエくんが教えてくれたからだよ」
『ロールバック』の仕組みを理解したカナエは、
それを利用して彰人を救おうと考える。
遡る日々のなかで、カナエはあかりとの距離を縮めていくのだが…
…。
甘くて苦い、ふたりの春が始まる。
大きな感動を呼んだ、『夏へのトンネル、さよならの出口』
に続き、八目迷×くっかで贈る、
幼馴染だった少年少女の春と恋の物語。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、
モノクロの挿絵イラストが収録されています。